1952-06-06 第13回国会 衆議院 経済安定委員会 第29号
従つて委員会が書面をもつて申入れたことは、最小限度においてどの程度のことを御考慮いただく用意を——またもつと碎いた内輪話を申し上げれば、そういう立場において、株主権の行使の中で、人事の問題にまで入れるような大きな権限が今の日発総裁にあろうとは考えておりませんけれども、すなわちそれがいわゆる権利の濫用なりという論理が介在しているところでありまして、そういう事柄でありまして、ある意味からいつて絶対的にそういうことを
従つて委員会が書面をもつて申入れたことは、最小限度においてどの程度のことを御考慮いただく用意を——またもつと碎いた内輪話を申し上げれば、そういう立場において、株主権の行使の中で、人事の問題にまで入れるような大きな権限が今の日発総裁にあろうとは考えておりませんけれども、すなわちそれがいわゆる権利の濫用なりという論理が介在しているところでありまして、そういう事柄でありまして、ある意味からいつて絶対的にそういうことを
によつて百万株も、二百万株も握られておつて、自由に人事を左右して来るということになると、また官選を再現して、さらに改悪して行くことになるのではないか、旧日発の清算を完了して本来の株主に行きわたつておつて、それが民主的に表決するならばなるほど横田さんのおつしやるような、民主的な、いわゆる官選でない、国民の前に出してはずかしくない、公明な軍役の更新が行われるであろうと思うけれども、たつた一人の小城旧日発総裁
そもそも一昨年でありましたか、大西、桜井前正副日発総裁が電力分断案に反対的意見を持つておつたとかで、政府はこの人たちに詰腹を切らせてしまい、遂に現在の小坂総裁の選任を強行いたしまして、配するに松永公益事業委員長代理を以てし、再編成による新会社が設立されるや、吉田首相の側近者や親族のかたがたを社長などに据えたのであります。
それからまことに皮肉な質問で松永さんにお気の毒でありますけれども、ちようど電気事業再編成の途上において、当時の小坂日発総裁が、日発には三十六億の含み資産がごまかされておつたということを公表されたのでありますが、その後どうなつているか、私たちちよつとも知らないのであります。
○松永説明員 小坂日発総裁が三十六億円の石炭代金含みについて発表された日は忘れましたが、私どもその当時何か一種の間違いが、あるいは日発自身の経理上にあつたのか、あるいは小坂君の考え方に何かの間違いがあつたのか、どちらかの間違いではなれば、あまりに話の平灰が合わないという感じを持つておりました。
併し現に日発、これもやはり同じ総裁、性格は多少違いますが、日発総裁の問題にいたしましても過般の九分割をめぐりまして、非常にやはり対立したことがあるわけでありまして、あんたのほうは監理委員会に責任を負うということに法律ではきめておられます。
○佐々木良作君 今の内容は、小坂日発総裁と松本委員長が総理立合いの下になされたように聞いておりますが、その事実はあつたか、なかつたか、委員長代理は聞いておりませんか。
しかもこのことは、小坂日発総裁と松本公益事業委員会委員長との間にすでに話合いがあつて、配電と日発の間から五分、五分の人選をしようということが最初の申合せであつたということが、参議院における証言として記録されております。これを蹂躪して、ほとんど松永案でやつておる。
そうして、その上になお、それで以て私は同じようなことを感じるのは、昨日公益事業委員会で日発の総裁か何か呼んだそうですが、そうして行つたそのあとに日発総裁から断わつたそうです。恐らく断わるだろうと思つたらしいので、この会見があつた直後、新聞記者諸君と公益委員が会見したそうだ。その際に、こういう状態で、ものが言われておる。
その発言の内容は、あなたの会長就任に関する交渉の経過、そのうち特にあなたに交渉された交渉の相手方、それから日にち、時間、その交渉の内容、あなたも就任を拒絶されておりますし、殊にあなたは小坂日発総裁に対して私信を書いております。
、これを前提としてお伺いいたしますが、数回の本委員会におきまして今度の新らしい会社の人事をきめる場合には、ともかくも先ず地区別に中心人物になる者をきめて、その中心人物になる人の意見を十分聞いて、その人の協力できるような態勢の経営者陣を作るのだ、こういう方式で以て人事が進められたということは、松本委員長自身がたびたび言うておられることでありますし、それから松永委員自身も言われましたし、それから小坂日発総裁
、二度お会いになつたときに、直接御交渉になつたかどうか知りませんけれども、そのお会いのたびに新木氏の心持をお取りになつて、私どもに委員長からお話になつたのはいつでありましたか、日が、大概わかると思いますが、無論新井君の話のあとではありますが、お話がありまして、それで私も新木さんと会うようにし、ほかの委員も会われて、そうして是非おいでを願いたいというようなことを、委員で話すばかりでなく、むしろ小坂日発総裁
御発言もないようですから人事問題に関する質疑はこれで一応打切つて株式の問題に入りたいと思いますが、今まで公益事業委員会小坂日発総裁並びに議員諸君との質疑を聞いておりまして、委員長として最後に一言小坂総裁並びに公益事業委員長並びに委員のかたにお話を申上げて置きたいと思います。
で小坂さんは、日発の総裁として只今までの経過の過程においては、公益事業委員会のとられた態度決定に対して、いささか御不満に感じておられるので、いろいろ御意見をお述べになつておると考えますが、少くとも日発総裁としての小坂順造さんは、今後の日本の電力事業の再編成に対しては、必ずしもあなたのお考えになつておる意見が全面的に採用されなくとも、電気事業の再編成に協力するというお考え方であると私は考えておりますが
参考人としましては小坂日発総裁、森副総裁、近藤総務部長、日発株主である奧村貞太郎君及び新会社の收支と地域差の関係につき説明を願つております清水金次郎君が御出席になつております。
そこでこの際小坂日発総裁に伺いたいのでありますが、ただいま松永副委員長の言われたような性格のように、公益事業委員会というものの性格を解しておられるやいなや。これは当然であろうと思いますが、なおあなたからも伺つておきたい。そのことは、この精神が今度の電力人事の問題においては完全にそこなわれておると私どもは思つておるけれども、あなたのお考えはどうであるか、この際はつきり伺つておきたい。
○風早委員 今、小坂日発総裁の言われるように、そういうふうな方針が実は一つも明示されておらない。そのために一般の小株主は非常な不安を持つております。こういう点ではすみやかにその具体的なものを明示してもらいたい。なおこの際午前中から神田委員その他から今日御質疑がありましたように、再評価の問題でありますが、再評価をあなた方は日発に対してなかなかやらない。また今現にやる気がない。
○川崎委員 すでに日発総裁並びに、これは直接関係でなくとも電力事業遂行の上において、一つの大きな生命力であるところの労働組合の委員長は、労働者を代表して以上のように重要な発言をしておる。こうなりますと、公益事業委員会の今後の動きというものが非常に重大な問題になつて来ると思う。あなたの言われておる精神と現にやつておることとはたいへん違う。これは明らかに大衆が判断している。
○説明員(伊藤忠兵衞君) 例の声明されました三十六億でありますか、あれは私ども就任早々のことでありまして、果してあれだけの含みがあつたか何か知らんのでありますが、私の日発総裁からはつきり伺いましたところによりますと、そういうものがあつたんだ、又理事の中にも知らん者があつたんだ、自分はこれを或る時期に発表するほうがいいと考えて発表したというお話があつたのであります。
なぜならば、日発総裁にも松本委員長から交渉された際に、小坂総裁はそう答えたという話を聞いておりますし、そうして森副総裁以下に、総裁では工合が悪いから、総裁以外の実質的な交渉のできる者だけ来いと言つて、それとお話された際にも似たような話が日発側から出たと聞いております。そうして数回に亘りますこの決定指令案発表の際の日発側の態度からしましても、承諾は非常に不確定な状態におかれておつたと思います。
併しながらこの人事の問題につきましては同僚の他の議院からも御質問があつたとも思いますし、又私はこの問題については少くとも今のような内容は委員長の言われる通りであるかどうか、そうして間違いがないかどうかを調べるためには、どうしても他の当事者、例えば小坂日発総裁を証人なら証人、参考人なら参考人に招いて同じ所に並んでものを言つてもらはないと、別々に言つてもらつたのではどうもピントがおかしくなると思いますから
それからもう一つ何だか小坂自発総裁との関係をこう……小坂日発総裁或いは日発側、或いは質問しておる私自身が非常に色目でとらわれて何か言つておるような恰好に御答弁されておる。従つて私どもが何故怒つておりますか一つもわからんようなことを言われる。本当におわかりにならんかどうか。松本委員長自身が私どもの言うことがおわかりになつておらんことはないと思う。
そこで順序は若干狂つて参りまするが、おいでになつておられる日発総裁以下日発側の御意見をまず承りたいと思うのでございます。
私が日発総裁を引受けたときには、十月十三日でありますが、十月の末になると、十一月からの——あそこは毎月十二億円ずつの建設勘定があるのです、今ある発電所の土建に払うのが十二億ずつある、その金が一文も予定がないのです。
日発総裁にただ一点だけお尋ねしたいと思うのでありますが、これを公益事業委員会で強行した場合に、日発総裁としては、それを見送つたままで捨てぜりふで引込むという御措置をおとりになるのか、あるいはその他何らかの態度を御表明になるのか、御決心を承りたいことが一つと、もう一つは、これは別のことでありますが、先ほど松本公益事業委員長は、病気で来られないということであります。
○神田委員 本日は電気につきます委員会を開かれまして、今問題になつております再編成後の人事等の問題につきまして、十分委員会といたしまして調査を進めたいのでありますが、見受けますと通産大臣、政務次官はお見えになつておられますが、日発総裁あるいは大事な電気の主管をされております公益事業委員会の松本委員長、松永副委員長が見えておりません。
○風早委員 これらの問題につきましては、今までは配電が直接関係しておつたと思いますが、今日配電の当局が見えておりませんから、森日発総裁にお尋ねします。
昨日のお話合いでわれわれが強迫したということでありますが、実は日発総裁大分前から非常に感情が激しておられました、最近お目にかかる機会がなかつたのでありますが、昨日いろいろ懇談申し上げて、とにかく一応日発総裁もそういうことならばさらに副総裁以下によく考えてもらおうというのでお帰りになりました。それから森さんともやつとこれで了解の曙光が多少見えたというので一時双方握手してわかれたのであります。
○高橋(衞)政府委員 先月の中ごろでありましたが、日発総裁の談話が新聞に発表になつたのでありますが、その翌日日発の総裁がすぐ見えまして、そして会社内部においてこういうような含み利益があることを発見したから、これについてはただちに修正申告をいたしたいという話があつたのであります。
○井出委員 あなたは今遺憾の意を表されましたが、これはそれだけでとまるかどうかはしばらく別として、やはりこれは私新聞で見たのでありますが、あなたの御見解として日発総裁の記者団会見で、かような発表をされたようでありますが、これはまことに軽卒なことであるというようなあなたの談話としての批判を私は見たのでありますが、これは今でもさように思つていらつしやいますか。
そこで起きておる原因というものは、そう大してむずかしい問題でないので、この点を率直に、こういうような事態の起きて来た原因というものは、水という不安定な生産原料を材料にして、原価計算をやつたつて、而も七カ年間の平均水量ですから、七年のうちには地ならしかできてしまうんだ、七年間のでこぼこをこれでやつておるんだという説明を早くやる、従つて小坂日発総裁の言は取消しをせられなければならんと私は思うんです。
○栗山良夫君 今、だんだん含み資産をこの渇水対策に使つて行つて、恐らく三月末に下手をすれば赤字になるかも知れませんと、こういうお話がありますが、それならば又話はわかるので、若しそういうことが事実であれば、とにかく日発総裁ともあろう小坂総裁が、今年の冬の渇水状況の見通しくらいつかないことはなかつただろうと思うのですが、そういう人が軽々にああいう発言をして、国内で非常にトピツク・ニユースのようにして弄ばれるということは
去る十七日に小坂日発総裁が日発に三十六億円の含み資産ありと発表されましたことは、世間にいろいろの意味で反響を考えております。これを機会に料金値下論も新聞紙上に散見されているのですが、たまたま再編成途上の発表であり、公益事業委員会の今後の施策にも影響のある問題と考えますので、当然に公益事業委員会としては御調査になつていることと思います。
この間新聞に出ておつた事件でありますが、いわゆる日発の含み資産と申しましようか、小坂日発総裁が新聞に発表された。どういう心境で発表されたか御当人に承りたいのでありますが、おいでになつておりませんからこれは聞けないと思いますが、この三十六億円の問題であります。
小坂総裁は日発総裁に就任してわずかな期間で三十六億円の含み資産を見つけたが、常時政府の監理官によつて日発の業務を見ているにかかわらず、どうして見つけられなかつたのか、もつと具体的に言えば、日発は小坂総裁が一人乗り込んで、ちよつといただけでも三十六億円の含み資産があるのだから、あるいは帳簿外の資産がもつと調べたら出て来るのではないか、あるいは、またもつと調べたならばどこかに穴の明いているところがあるのではないかというようなことをあわせてお
分割決定後、日発総裁は、三十六億の剰余金かあつたと発表して、国民に大きな衝動を與えております。さらにまた、この剰余金三十六億の経理について、通産大臣と委員会の意向が対立し、国民の疑惑を深めつつあります。国民と不可分の公共性を持つ日発の仕事が、どうしてかくのごとく過剰金を生じたのか。電力不足に泣き、独占企業の理不盡な行動に憤りのいまたさめやらぬ国民の疑惑を、ますますはげしくしております。
それから日発総裁の三十六億云々の点は、多少記録上の含みと見るべきものがあるもしれませんが(「あるのか、ないのか」と呼ぶ者あり)それは、ただいま調査中てあります。調査してからお答えいたします。それから、日発当局その他公益委員方とは意見の相違はございません。その次の問題に関して五十億の云々というお話がありましたが、これにつきましては、私また、さようなことを双つたことはないのであります。